CSWB

チャーハンスイーツライティングブログ

おしい人、春風亭一之輔

坊主頭、こだわりの強そうな眉毛、何かに怒ってる目、人を食った言動、あと、少々の狂気、そんな魅力たっぷりの春風亭一之輔が残念でならない。

桂米朝さんが言った「落語は催眠術である」と。そのとおりだと思う。そば、シシ鍋、飴玉、柳陰、どれもそこに見えるし、雪を踏みしめる感触も朝顔咲く夏も感じられる。それが落語だ。

そんな世界観を落語家自らが、現代くすぐりという金属バットで粉々にしといて、その本人が突貫工事で世界観をつくりあげるんだけどサゲに間に合わない。サダキチの背景はクロマキーのままだ。

現代くすぐりを多用する人は自分が犯した罪の重さをわかっていない。登場人物たちからもクレームがはいってるはず。

だから現代くすぐりはキライだ。そもそもおもしろかったことがない。

そんな現代くすぐりを春風亭一之輔は、あのオーラのわりに多用するんだ。

こういうと「春風亭一之輔は現代くすぐりを多用するか好きになれない」という方向にすすみそうだけどそうじゃない。それよりも「現代くすぐりをいれるのがキャラに合わない」というのが感覚として正しい。

うまくいえないけど、とにかく「おしい人」ということです。